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上海の中秋節―月餅から見える中国

「床前明月光、疑是地上霜。挙頭望明月、低頭思故郷。」かの李白の名作「静夜思」の詩である。コロナ禍で中秋節での帰省も思うに任せない数年、その想いを痛感する人も多か…

新たな世界秩序にむけて胎動の時代へlock

「棺を蓋いて事定まる」と言うが、事はそれほど容易ではない。 安倍晋三元首相が不慮の銃撃事件によって命を奪われた。各メディアは安倍氏の死を悼み、内外からの賛辞で埋…

上海のアウトドア事情・釣り

上海は「海納百川」とも言われるほど川の多い都市である。母なる河、黄浦江をはじめ、大小さまざまな水路が縦横無尽に走る。それに加え、大小の公園には必ずと言ってよいほ…

「安倍氏の死」で中国は世論が真っ二つに

安倍元首相が奈良市で死亡した。あまりにも驚きだった。葬儀の日、東京の増上寺に行き、純白の生け花をささげた。 この花は私自身だけでなく、依頼された数多くの中国の友…

香港中国返還25周年を迎えlock

今年は香港中国返還25周年を迎え、「一国二制度」施行の折り返し地点に至った節目の年である。その間、香港はアジア・国際金融危機に見舞われ、サーズやコロナそしていく…

大分県での講演会——中日関係の現状と今後

自民党大分県支部から、「中日関係の現状と今後」とのテーマでの講演会を依頼された。冷え込んでいる中国と日本の関係を考えれば、話もうまくいかないだろうと思い、ずいぶ…

上海 六月のニューノーマル

「核酸(PCR)やった?」六月になって上海市民の間で流行り始めた挨拶である。ロックダウン以前は、「もうご飯食べた?」が耳慣れた挨拶だったが、ロックダウン明けの六…

上海、ロックダウンの初夏の頃

ロックダウンも四十四日目を迎えた五月十四日の土曜日。晴れやかな五月晴れとなった。上海での昨日の新規感染者数も千五百人未満(十五日は千三百七十三人)に落ち着いてき…

「中国の脅威」で何を生み出そうというのか

こんなことで、一体日本はどこに行こうとしているのだろうか? そんな深い自問を重ねる日々が続いている。 そこでの「問い」は、ひたすら「中国の脅威」を説いて歩いて、…

円安は中国経済にとって「諸刃の剣」

今年に入り、世界の為替市場で日本円の動きに注目が集まっている。ドルの利上げやウクライナ情勢などの影響を受け、3月初めに1ドル114円前後だった為替レートは129…