中国共産党の党員数、1億人を突破――創立104周年を迎えて

2025/06/30 14:45

2024年は党創立104周年の節目であり、7月1日の建党記念日を前に、党中央が最新の組織統計データを公表した。

2024年12月31日時点での中国共産党の統計によると、同党の党員総数は1億27万1千人に達し、前年末と比べて108万6千人増加、増加率は1.1%となった。これは中国国民約14人に1人が共産党員であることを意味する。

また、党の基層組織は全国で525万個にのぼり、前年末より7万4千個増加(増加率1.4%)している。内訳は党委員会30.6万個、総支部33万個、支部461.4万個となっている。2024年1年間で新たに213万1千人が入党した。

党員の属性に関する内訳も発表されており、女性党員は3099万5千人で全体の30.9%、少数民族党員は773万4千人で7.7%を占める。大専(短大)以上の学歴を有する党員は5778万6千人で、全体の57.6%を占めている。

年齢構成では、30歳以下が1227万2千人、31~35歳が1076万4千人、36~40歳が1147万5千人、41~45歳が968万7千人、46~50歳が904万1千人、51~55歳が941万2千人、56~60歳が864万6千人、61歳以上が2897万3千人となっている。

また、入党時期別では、新中国成立前に入党した党員が5万4千人、新中国成立後から1978年の第11期三中全会までに入党した党員が1230万9千人、1978年から2012年の第18回党大会前までに入党した党員が5980万人、2012年以降に入党した党員が2810万8千人と報告された。

職業別では、労働者(技能職)が663万9千人、農牧漁業従事者が2614万4千人、企業・事業機関および社会団体の専門技術職員が1639万4千人、管理職が1156万3千人、党政機関の職員が759万2千人、学生が262万2千人、その他職業が784万9千人、退職者が2146万9千人に達している。

さらに、全国の入党申請者は2142万人、入党積極分子(準党員候補者)は1061万1千人とされ、党の組織拡大と若返りが進行中であることがうかがえる。

中国共産党は今後も「厳格な組織管理」と「思想教育の深化」を掲げながら、党員構成の多様化と若年層の取り込みを強化していく方針だとみられる。

(中国経済新聞)