甘粛省の旅⑤:黄河の上に築かれた都市——蘭州
甘粛省の旅の最終目的地は、蘭州である。 張掖市から高速鉄道で3時間余り、蘭州に近づくにつれ、黄色い水が流れる蛇行する川が見えてきた。同行した甘粛省の職員が「これ…
甘粛省の旅④:張掖の「塞上江南」と五彩の丹霞地貌
甘粛省の旅4日目は、嘉峪関市から車で2時間半ほど走り、張掖市に到着した。荒涼としたゴビ砂漠の風景は一変し、目の前には青々としたトウモロコシ畑や水田が広がる。遠く…
甘粛省の旅③:天下第一雄関――嘉峪関
甘粛省への訪問3日目、敦煌から車で4時間以上かけて嘉峪関市に到着した。道中、広大なゴビ砂漠と果てしない地平線を眺めながら、古代シルクロードの歴史に思いを馳せた。…
甘粛省の旅②光熱発電が切り開くクリーンエネルギーの未来
太陽光発電といえば、通常は太陽光パネルを使った「光伏発電」を思い浮かべる。しかし、甘粛省の広大なゴビ砂漠には、きらめく鏡で発電する巨大な施設が広がる。その規模は…
甘粛省の旅①:敦煌の夜市
8月11日の早朝、東京・羽田空港から北京へ。さらに乗り継ぎ便で甘粛省の世界文化遺産の地・敦煌に到着したのは、すでに夕方6時を過ぎていた。夕食を終え、時計を見ると…
中国の富裕層がこぞって日本で家を買う理由
はじめに 日本の不動産市場はここ数年、火が付いたように好調である。東京の豪邸から大阪のタワマン、さらに伊豆半島の海沿いの別荘や北海道の土地まで、至る所で中国人が…
「国益を守る」とはいかなることか?!
「なめられてたまるか」とはいかなる覚悟に依るものなのか…。 いうまでもなく、選挙の街頭演説における石破茂首相の発言に接しての感慨である。「接して」と言ってもそ…
動く「非米世界」、アメリカなき世界への胎動
世界の潮目が変わった。 「トランプ2・0」の世界を見渡しての感慨である。 すでに本稿で「これほどまでに劇的に地に落ちた米国の姿を目の当たりにするとは驚きを禁…