中国は「バズーカ」を放ったのか、~習近平政権による直近の経済対策を評価する~
1.中国政府が相次いで経済対策。 景気下支えに動くも、市場の評価は分かれる 中国政府が、相次いで経済対策を打ち出している。中国人民銀行が9月24日、景気下支えの…
シン・中国経済論:景気刺激策躊躇の背景に「四兆元」のトラウマ 、「鉄公基」から新型インフラへ
はじめに 2024年11月8日に閉幕した14期全人代常務委員会第 12 回会議は、24 年末地方政府債務限度額を29.52兆元から6兆元増やし35.52兆元とす…
2つの選挙をこえて、「激動」の時代へ
日本と米国で時代を画する選挙を終えた。 日本においては自民・公明の与党過半数割れ。石破茂氏が衆議院において「決選投票」に及んだ首班指名を制してとにもかくにも政権…
上海で生きる犬と猫たち
自宅マンション横にある舞踏学校の敷地内に数匹の野良猫たちが暮らしている。三毛猫、黒猫、虎猫、白猫とカラフルな家族だ。たまにジョギング途中で立ち止まっては、なでた…
雲南省ホテル「日本人宿泊拒否」の裏事情
雲南省騰衝市のあるホテルが日本人であることを理由に宿泊を断ったという動画が話題となっている。 11月6日ごろ、日本人男性が騰衝市のある4つ星の温泉ホテルにチェッ…
中国のスマート製造の発展現状と市場展望 ~「中国製造から中国智造へ」の転換成果と課題を中心に~
1.はじめに 中国では、2011 年にドイツ発祥の「インダストリー4.0」(「第4次産業革命」ともいう)にちなんで自国産業の高度化・スマート化を目指す産業発展戦…
シン・中国経済論:「世界最大の中間層がいる市場 デフレ傾向下で内需不足ながらも市場に拡大余地」
はじめに コロナ後の反動増終了、不動産市場調整の長期化もあり、中国の消費需要は弱さが続く。とはいえ、世界最大の中間層を抱え、且つ格差がある故に「これから豊かにな…
日本企業の中国進出動向について、2024年6月時点で1万3,034社が進出、2年前から約300社増加
はじめに 日本企業の中国進出が曲がり角を迎えている。中国政府の政策や中国経済への先行き懸念に加え、米中対立によるサプライチェーンへの影響といった観点から、拠点を…
定年引き上げで中国の潜在成長率は上昇、~最大で 2040 年まで年平均 0.3%押し上げる試算~
定年を段階的に引き上げへ。労働力の確保と年金財政収支の改善を図る狙い 全国人民代表大会(全人代)常務委員会が 9 月 13 日、法定退職年齢(定年)の段階的な引…
中国のNEVシフトと自動車業界の変化
2024年10月14日に開幕したパリ国際自動車ショーで、人工知能(AI)を搭載した小鵬汽車「P7+」、ファーウェイのソフトウエアやスマートコックピットを採用する…