動く「非米世界」、アメリカなき世界への胎動
世界の潮目が変わった。 「トランプ2・0」の世界を見渡しての感慨である。 すでに本稿で「これほどまでに劇的に地に落ちた米国の姿を目の当たりにするとは驚きを禁…
外国人との共生社会を築くには
最近、日本に住む外国人は、ビザの審査が厳しくなり、また審査の期間も長引いていると感じている。また政府が外国人コミュニティーの取り締まりを強化する策を打ち出してお…
日本企業が「張り合い」をしないのはなぜか ―その2
「和」を大切にする日本は、何事もバランスや安定を求める。会社の経営もしかりである。経営者は一時の荒稼ぎを求めず細く長く続く商売をする。会社を存続させるのは木を育…
日本企業が「張り合い」をしないのはなぜか―その1
中国の自動車業界はここ数日、値引き合戦を展開している。各社とも軒並み値下げをして最大40%ダウン、あまりの安さに品質を疑う声も出ている。また、ともにフードデリバ…
「水に落ちた犬を打たず」畏怖すべき中国
「水に落ちた犬を打たない」 「トランプ関税」をめぐる米中協議「合意」の報に接して、中国古来の諺を目の当たりにする思いだった。言うまでもなく、魯迅の書でわれわれ…
紫気東来、嘉定の紫藤園のこと
今春、4月中旬から5月中旬にかけて2025年上海国際花展が開催された。植物園などをメイン会場とし、公園は言うまでもなく街中の緑地にも様々なフラワーアートが展示さ…
中国の富裕層がこぞって日本で家を買う理由
日本の不動産市場はここ数年、火が付いたように好調である。東京の豪邸から大阪のタワマン、さらには伊豆半島の海沿い別荘や北海道の土地まで、至る所で中国人が購入してい…
消費喚起に躍起になる中国~特別行動方案を発表~
はじめに 3 月 16 日、消費喚起特別行動方案(プラン=方案)が発表された※1。24 年 12 月の中央経済工作会議、3 月 11 日閉幕した全国人民代表大会…
中国 AI 産業の育成にみるデジタルイノベーション
1.はじめに 2025 年に入ってから特に中国の伝統的祝日である春節を挟んで、中国の産業や社会に非常に明るいニュースが立て続けに伝わった。一つは中国の新興テック…