中国大手スーパーの永輝超市(601933.SH)は、昨年より導入した「胖東来モデル」(パンドンライ モデル)による店舗改革を本格的に進める中、2025年上半期も赤字が続く見込みであることを明らかにした。さらに7月末には約40億元(約823億円)の資金調達を実施し、全国の298店舗を対象に大規模な「胖東来モデル」改革を推し進めると発表した。
「胖東来モデル」は、従業員を尊重した企業文化や「スーパー+百貨」を融合した運営方式で知られ、永輝超市はこのモデルを成長の打開策と位置付けている。しかし導入から1年が経過したものの、収益面での大きな改善は見られていない。