5月23日、成都市城市管理行政執法総隊の民間無人航空機操縦者訓練の修了式が、四川翔彭智航二号基地で開催された。成都市城管執法総隊の各支隊から選ばれた12名の初の受講生が無事に訓練を修了した。彼らは中国民用航空局から発行される「民用無人運転航空器操縦者免許」を取得後、正式に「就任」し、成都の城管分野で初の認定「ドローンパイロット」となる。これにより、低空域での城管執法パトロール業務を法律に基づいて実施する。
成都市城市管理委員会の責任者は、成都の城管システムが「地上検査+空中パトロール」の新たな監視モデルを積極的に模索していると述べた。具体的には、ドローンの「空中視点」を活用し、高層建築の違法建設、屋上広告、道路占用営業、土砂の露出、露天バーベキュー、夜間工事の監視、飲食店の油煙排出、建設廃棄物の不法投棄などの問題をスマートに識別する。これにより、全方位・立体的なパトロールシステムを構築し、執法の効率と管理の精度を大幅に向上させる。

さらに、成都市城市管理委員会は、成都総合行政執法スマートプラットフォームを基盤に、「空中発見—AI分析—プラットフォームでの指示—地上対応—データアーカイブ」の全プロセス執法モデルを確立する。これにより、執法の全チェーンが閉ループで運用され、主要イベントの執法保障、市容秩序の維持、突発事態への対応などの場面で、迅速に空中指揮ネットワークを構築し、高解像度の映像をリアルタイムで送信して意思決定を支援する。これにより、都市運営の安全を効率的に確保する。
成都のこの取り組みは、ドローン技術を活用した革新的な城管執法のモデルを提示している。空中と地上を組み合わせた立体的な監視システムは、都市管理の効率化と精度向上に大きく貢献し、今後の都市運営における新たなスタンダードとなる可能性を秘めている。
(中国経済新聞)