Tigermed(300347.SZ / 3347.HK)は、バイオ医薬品や医療機器のライフサイクル全体にわたる臨床研究ソリューションを提供するグローバル企業であり、同社は本日、CRO企業であるMicron, Inc.の買収を完了したことを発表しました。

東京に本社を置くMicronは2005年に設立され、医療画像診断と臨床試験サービスに特化し、160人以上のスタッフを抱える。約20年にわたって臨床研究を手がけ、アジア最大規模の画像専門家チームを擁し、250社以上のクライアント、40以上の医薬品承認をサポートしてきた。
日本初の画像CROとして、画像バイオマーカーやAIを活用した解析などの技術で先行し、信頼と実績を積み重ねてきた。
今後、MicronはTigermed Japanのもとで、Tigermedのグローバルネットワークに統合される。成熟したチームと地域に根ざした知見を活かし、日本およびアジア太平洋地域での医療画像サービスをさらに強化していく。
Micron代表取締役社長で共同創業者のHiroaki Suzuki氏は、「Tigermedに加わることで、Micronの医療画像分野での経験と技術がさらに発展すると考えている。Tigermedのグローバルネットワークを活かして、新たな展開が期待できる」とコメント。

Tigermed共同社長のMichael Wenは、「Micronの技術力と実績は、Tigermedの日本およびアジア太平洋での展開にとって重要な資産となる。両社の融合により、医療画像と臨床サービスの競争力が強化され、グローバルなR&Dにさらに貢献できる」と述べた。
Micronについて
Micronは2005年に設立され、東京本社のほか、大阪と名古屋に拠点を持つ。医療画像に特化したCROとして、医薬品や診断薬、医療機器、バイオマーカー、AIを活用したSaMD(医療機器ソフトウェア)の開発を支援。モニタリング、品質管理、画像解析、中央画像評価など、臨床開発の幅広い分野をカバーしている。外国企業に対しては、日本国内での治験実施を支援する「In Country Clinical Caretaker(ICCC)」としての役割も担っている。セラノスティクスなどのニッチ領域にも対応し、個別化医療の推進に取り組んでいる。詳しくは www.microncro.com を参照。
Tigermedについて
Tigermed(300347.SZ / 3347.HK)は、バイオ医薬品と医療機器業界向けに統合型の研究開発支援を提供する企業。前臨床から臨床、商業化までをカバーし、世界3,600社以上の顧客と連携。180以上の拠点と1万人以上の従業員からなるグローバルネットワークを持ち、アジア太平洋、欧州、北米、南米、アフリカで事業を展開している。未充足の医療ニーズに応えるためのプラットフォーム構築に注力している。詳しくは www.tigermedgrp.com を参照。

(中国経済新聞)