スターバックス、中国事業の買収に20以上の機関が関心

2025/07/30 19:07

7月29日、スターバックスは、中国事業の戦略的パートナー探しの最新進展を発表した。現地時間7月29日、同社のCEOであるブライアン・ニコル氏は2025年第3四半期(2025年第2四半期)の決算発表会で、中国市場での将来の成長機会を捉えるため、理念と価値観が一致する戦略的パートナーを模索していると述べた。現在、20以上の機関が強い関心を示しており、同社はさまざまな選択肢を慎重に検討している。

ニコル氏は、「我々は中国事業に引き続き注力しており、相当な株式の保有を維持したいと考えています」と強調した。さらに、パートナーはスターバックスが中国市場でより効率的に運営できるように支援する必要があると述べ、「これは資金の問題ではなく、スターバックスのブランドが将来にわたって優位性を保つための方法に関わるものです。私は中国市場には今後数千店舗のスターバックスが出店する可能性があると信じています」と語った。

スターバックス中国の業績は、2四半期連続で改善を示している。2025年第2四半期の中国事業の売上高は7億9,000万ドルで、前年同期比8%増、既存店売上高は2%増となった。このうち、既存店客数は6%増加したものの、客単価は4%減少した。前四半期(2025年第1四半期)では、売上高が5%増、既存店売上高は前年同期比で横ばいとなり、下落傾向が止まった。2025年6月末時点で、スターバックスは中国国内に7,828店舗を展開している。

スターバックスは、中国市場でのさらなる成長を見据え、戦略的パートナーシップを通じてブランドの強化と効率的な運営を目指している。今後、どの機関がパートナーとして選ばれるのか、またどのように中国市場での拡大が進められるのか、注目が集まっている。

(中国経済新聞)