建国からちょうど75年となった中国は、国慶節に入って1週間続けて株価が上昇し、投資家が値上がりムードに浸っていたが、連休を終えて10月9日ににわかに反落し、午前の終わり値で5000以上の銘柄が下落した。ただし一部の上場会社はこの前にすでに売りに走っていた。
このような動きは値上がり基調だったころから見え始めており、9月23日から売りが急増していた。APP「鈦媒体」の概算によると、株売却に関する公告を発表したのは10月8日の夜だけで90社、これに10月7日の分を合わせると103社となる。このうち31社は売却の結果の発表であった。つまり、大まかに見ても70社以上は値上がりしていたここ数日に売りに走ったことになる。
業界関係者はおおむね、「岐路に立たされた場合、必ずしも業績次第で選択が変わるわけでもないが、株価の変動と各社の反応を照らし合わせると、今後の見通しに自信を持てない様子がある程度見えてくる」と考えている。
(中国経済新聞)