中国北部豪雨、少なくとも40人死亡

2025/07/29 15:33

7月24日以降、中国北部地域は広範囲にわたる豪雨に見舞われており、この影響で北京、河北、内モンゴル自治区の3地域において、少なくとも40人が死亡した。現在、関連する救助活動が進行中である。

中国中央電視台(CCTV)の報道によると、7月28日24時時点で北京市全体の平均降水量は165.9ミリメートルに達した。連続した極端な豪雨により、重大な災害が発生している。北京市内では災害による死者が30人に上り、その内訳は密雲区で28人、延慶区で2人となっている。現在、北京市全体で8万人が避難しており、避難者数が最も多い地域は密雲区、懐柔区、房山区の3区である。

7月28日、密雲区太師屯鎮葡萄園村では、複数の家屋が流され、多くの住民が行方不明となっている。

また、『解放軍報』の情報によると、北部戦区空軍某部および武警内モンゴル総隊の将兵、ならびに専門の緊急救援チームが、呼和浩特市、包頭市、鄂爾多斯市などの被災地域で、懸命な救助活動、捜索活動、土砂の撤去作業などに取り組んでいる。

(中国経済新聞)