中国映画、2024年も話題作が続々

2024/01/15 20:30

2024年に入っても、中国映画の勢いは止まらない。今年の旧正月(春節)は2月10日、1年の最初を飾る春節枠には『熱辣滾燙(YOLO)』、『飛弛人生2(Pegasus 2)』、『紅毯先生(THE MOVIE EMPEROR)』、『我們一起播太陽(We shake the sun together)』、アニメ『熊出没・逆転時空(Boonie Bears:Time Twist)』等の話題作が決定している。

©Fantawild Animation Inc.

中国の映画興行データ分析アプリ「猫眼専業版」によると、1月11日現在、アニメ映画『熊出没・逆転時空』の鑑賞希望者は35万8,000人で1位。 次いで、韓寒(ハン・ハン)監督の『飛弛人生2』が15万8,000人で2位。寧浩(ニン・ハオ)監督の『紅毯先生』は10万2,000人で、3位にランクインしている。

アニメ映画『熊出没・逆転時空』は、林匯達(リン・フイダ)監督による映画『熊出没』シリーズの第10弾。平凡なプログラマー•光頭強(グアントウ・チャン)は、ある日、2頭のクマを連れて森のツアーガイドをしていた日々を思い出す。そして、人生を大きく変えるある出来事によって、彼は時空を超えた旅に出発するのだが‥。

『飛弛人生2』は、2019年に公開された映画『飛弛人生』の続編で、チャン・イーモウ監督の『満江紅』で主演を務めた瀋騰が主人公を演じている。本作は、落ちぶれた男と、廃業寸前の工場が再起をかけて挑戦する物語。過去にはチャンピョンに輝いたこともある元レーサーの張弛(チャン・シー)は、落ちぶれて自動車教習所の教官として冴えない日々を送っていた。そんな彼に、廃業寸前の自動車工場から、ラリーに参加するためのスポンサーになってほしいという依頼が入る。

『紅毯先生』は、香港の俳優アンディ・ラウ 主演で贈る傑作コメディ。寧浩監督とアンディ・ラウがダッグを組んだ本作は、中国の田舎を舞台に繰り広げられる涙あり、笑いありの話題作で、アンディ・ラウの演技にも注目が集まっている。

(中国経済新聞)