重慶・豊都で春茶の収穫本格化 千年の茶郷、産業と観光で地域活性化

2026/04/10 17:30

中国・重慶市の豊都県青竜郷で、春の訪れとともに茶葉の収穫シーズンが本格化している。4月9日には、茶農家が茶畑で新芽の摘み取りに追われ、地域は活気に包まれている。

青竜郷は重慶でも有数の茶産地として知られ、豊かな自然環境を生かした茶業振興が進められてきた。現在、同地には約2800ムー(約187ヘクタール)に及ぶ標準化茶園が整備されており、生産体制の近代化が進んでいる。

また、観光と結びつけた取り組みも特徴的だ。偃月湖茶文化体験基地を拠点に、「茶文化シーズン」や「山水茶会」といったイベントを開催し、地域ブランドの発信を強化。年間の関連売上は800万元を超える規模に成長している。

さらに、土地の貸し出しによる賃料収入、茶園での雇用による賃金収入、出資による配当収入を組み合わせた仕組みにより、地元住民の所得向上にもつながっている。「一枚の茶葉が地域全体を豊かにする」モデルとして、農業と観光を融合した持続的な地域振興が進められている。

(中国経済新聞)