中国、1-4月の宅配便件数は前年比20.9%増

2025/05/20 07:30

中国国家郵政局が発表した2025年1月~4月の事業推移によると、小包の配達件数は前年同期比18.3%増の674億件で、うち宅配便については20.9%増の614.5億件であった。

また、この間の売上高は前年同期比8.1%増の5691.2億元で、うち宅配事業は10.9%増の4669.1億元であった。

宅配便について、同一地域内の配達件数は4.4%増の49.6億件、他地域あては22.6%増の551.5億件で、海外/香港、マカオ、台湾向けは25.4%増の13.5億件であった。

また今年4月について、事業は増加傾向を示し、配達件数の合計は前年比16.7%増の177.5億件でうち宅配便は19.1%増の163.2億件であった。売上高(郵政貯蓄銀行の営業収入は除く)は9.5%増の1447.2億元で、うち宅配便は10.8%増の1212.8億元であった。

4月は各事業者とも、早摘み茶、野菜、生け花、医薬品、宝飾類、カー用品などの配達が多く、さらには近代農業や先端製造業の扱いも拡大した。また「逆物流」のルートもスムーズ化し、消耗品の「下取り」も本格実施され、消費者の様々な配達ニーズに着実に呼応して事業規模が安定拡大した。この結果、2024年より18日早く配達件数が500億件に到達している。4月の1日あたり取扱件数は約5.5億件で、清明節の連休中(4月4日~6日)は宅配の全取扱件数が前年同期より17%増えて13.99億件であった。

(中国経済新聞)