7月14日から15日にかけて、中央都市工作会議が北京で開催された。中国共産党中央委員会総書記、国家主席、中央軍事委員会主席の習近平氏が出席し、重要な講演を行った。習近平氏は講演で、新時代以降の中国の都市発展における成果を総括し、都市工作が直面する現状を分析し、都市工作の全体的要求、重要原則、重点任務を明確に示した。李強首相は総括講演を行い、習近平氏の講演精神を貫徹し、都市工作をさらに進めるための具体的な指示を出した。

会議は、今後一段時期の都市工作の全体的要求として、習近平新時代中国特色社会主義思想を指導とし、党の二十大および二十届二中、三中全会の精神を全面的に貫き、習近平氏の都市工作に関する重要論述を深く実行することを強調した。党の全面的指導を堅持・強化し、人民都市の理念を実践し、安定を基盤に進歩を求める方針を堅持し、地域の実情に応じた分類指導を行う。イノベーション、宜居、美丽、強靭、文明、スマートな現代化人民都市の建設を目標とし、都市の質の高い発展をテーマに、都市の内涵式発展を主軸とし、都市更新を重要な手段として、構造の最適化、動力転換、品質向上、グリーン転換、文化的継承、ガバナンス効率化を推進し、都市の安全底线を堅持し、中国特色の都市現代化の新たな道を切り開く。

会議は、都市工作の7つの重点任務を以下の通り提示した。

1. 現代化都市システムの最適化：都市の人口や経済社会発展の総合的収容力を高め、ネットワーク型の都市群や都市圏を発展させ、県城を基盤とした都市化を推進し、農村からの移住者の市民化を進め、城乡融合を促進。

2. 活力あるイノベーション都市の建設：イノベーションエコシステムを構築し、新質生産力の突破を推進。改革開放を通じて都市の活力を高め、都市更新を高品質に実施し、国内外の経済循環における都市のハブ機能を強化。

3. 快適で便利な宜居都市の建設：人口、産業、都市、交通を一体的に計画し、都市空間構造を最適化。不動産の新たな発展モデルを構築し、城中村や老朽住宅の改修を推進。生活サービス業を発展させ、公共サービスの水準を高め、民生の底线を守る。

4. グリーンで低炭素な美丽都市の建設：生态环境の治理成果を強化し、大気汚染、飲用水源保護、新汚染物質対策を進め、減汚染・低炭素・緑地拡大を協調的に推進し、都市の生物多様性を向上。

5. 安全で信頼性の高い強靭都市の建設：インフラの安全プロジェクトを推進し、老朽管線の改修を加速。超高層建築を厳格に制限し、住宅の安全保障を強化。自然災害対策や都市防洪・内水氾濫対策を強化し、公共安全を確保。

6. 崇徳向善の文明都市の建設：歴史文化保護・継承システムを整備し、都市風貌管理を強化し、都市の歴史文脈や人文地理、自然景観を保護。都市の文化的ソフトパワーを強化し、市民の文明意識を向上。

7. 便利で効率的なスマート都市の建設：党の指導と法治を堅持し、ガバナンスの理念・モデル・手段を革新。市民サービスホットラインなどを活用し、市民の切実な問題を効率的に解決。

会議は、現代化人民都市の建設には党の全面的指導の強化が不可欠だと強調した。指導体制と作業メカニズムを整備し、政策の連携性を高め、実行力を強化する。科学的で正しい政績観を確立し、都市発展の評価システムを構築し、都市工作チームの能力向上を図り、形式主義や官僚主義を断固として排除する。

会議は、習近平氏の講演が、都市発展の目的、主体、建設内容、方法といった重要な理論的・実際的問題に科学的回答を示し、新時代・新征程での都市工作の基本指針を提供したと指摘した。都市発展の歴史的定位を深く理解し、人民中心の思想を貫き、内涵式発展を推進し、改革・イノベーションを通じて都市の活力を高め、複雑な都市工作を効果的に遂行する能力を向上させる必要がある。

（中国経済新聞）