映画「羅小黒戦記2」、プレミアショー開催

2025/07/16 12:10

7月11日、アニメ映画「羅小黒戦記2」のプレミアショーが北京の朝陽公園で開催された。「シャオヘイに会おう」とのテーマで、プロデューサーの叢芳氷、曹紫建の両氏と声優の劉明月、朱婧らがファンとの交流会に出席し、会場内では野外上映や特設ブースの出店なども交えて没入型の「シャオヘイ宇宙」体験ムードを醸し出していた。

本作は「羅小黒戦記」の続編であり、師匠・ムゲンとともに村で静かな日々を送っていたシャオヘイだったが、妖精会館が襲われてこれまで守ってきた平和な世界が奪われた上、その会館の「新たな任務」で2人が離れ離れになって、ムゲンの立場も大きく変わってしまう。迫り来る様々なナゾを前に、シャオヘイと姉弟子の鹿野が真相を求める新たな冒険へと旅立つ。

会場にはロ・シャオヘイ、ムゲン、着ぐるみの鹿野といったメインキャストや制作スタッフが姿を見せ、ファンサービスをしていた。プロデューサーの叢氏と曹氏は本作品について、「温もりと癒しを交えた前作を踏襲した上で、耳目や言葉、画面、戦いをすべて『グレードアップ』させており、間違いなく6年間の期待に応えるものだ。それと新たなキャラクターも登場し、シャオヘイも師匠を守るようになった」と語っている。

また、劉明月、朱婧、栾立勝、傅晨陽、李璐、陳思宇といった声優陣が役柄の交代について説明した上、声色を演じながら「盗み撮りはせずマナーを守って鑑賞を」と呼びかけた。本作の成果を尊重し、気持ちよく鑑賞できるような雰囲気をもたらしている。

会場は華やかなムードに包まれ、制作を手掛けたスタッフ陣も感激に包まれた。監督の顧傑氏は、「映画を見終わって、この6年間のみんなの努力を思い出した」と述べ、作画監督の馮志爽氏は「PART2は制作の難易度がずっと高くて大変だったが、作品を見終わると心地よさだけが残った」とツイートした。

さらに、美術スタッフ、3Dスタッフ、仕上げスタッフの各リーダーも、「制作に際してグループ同士でしっかりとバックアップした。互いに支えてサポートし合い、仕上げの段階では全員が気合十分で、この作品のために全力を注いだ」と語っている。

「羅小黒戦記2」は現在、チケット前売り中であり、7月18日に中国全土で上映される。

(中国経済新聞)