2月4日、タイ首相府のジライユ報道官は、タイ政府閣議において、タイと中国による高速鉄道開発プロジェクトの第2段階に関する決議が正式に可決されたと発表した。 このニュースは、タイの高速鉄道建設における新たな段階を示すだけでなく、タイと中国の接続性に強い推進力を注入するものである。
泰中高速鉄道は中国がタイの鉄道に投資する共同プロジェクトで、将来的には中国雲南省の昆明市とタイの首都バンコクを結ぶ。タイ高速鉄道の建設は、主にタイ政府と中国政府の直接協力によるもので、中国が投資と建設に参加し、タイ東北部の重要な港であるノーンカーイから首都バンコクまでを結ぶ全長867キロの複線標準軌鉄道を建設し、その後、東部の主要工業都市であるラヨーンまで延伸する。
タイが2017年に高速鉄道網の建設に着手して以来、プロジェクトの第1段階は順調に進んでおり、2027年までに開通する予定だ。 そして今回は、コラートからノーンカーイまでの357.12キロメートル、総投資額3413億5142万バーツ(約1兆5455億円)にのぼる第2期計画が承認された。
バンコクからノーンカーイまでの609キロの高速鉄道路線は932億元(約2兆円)が見込まれており、タイ運輸省は2025年内に正式に着工し、2031年までに開通・運行することを目標としている。 この鉄道路線が完成すれば、バンコクから高速鉄道で中国に直行できるようになる。
タイは積極的に協力の機会を開き、タイと中国の友好関係をさらに深めるために、より多くの中国企業に投資プロジェクトへの参加を呼びかけていく、とジライユ報道官は語った。
タイの高速鉄道は中国の援助で建設されている。 中国政府は、タイのペートンタン首相が2月5日から北京を訪問すると発表した。 高速鉄道の第2期建設のために中国からさらなる財政支援を確保することも、ペートンタン首相の北京訪問の大きな目的になると予想される。
(中国経済新聞)