中国とブラジル、最長10年間有効で90日滞在が可能なビザを発給 2月19日から

2024/02/6 11:30

中国とブラジルは、2024年2月19日からビジネス、観光、家族訪問のために入国する相手国の国民に対して最長10年間有効で、複数回の入国と90日以内の滞在が可能なビザを発給すると発表した。

中国の大手旅行会社「携程(Ctrip)」では、ブラジル旅行へのアクセス数が30%以上に増加。リオデジャネイロやサンパウロなどの観光地に加え、リオのカーニバルや食事など観光関連も高い注目を集めている。また、同社の口コミランキングでは、ホテルの検索数が急増している。

今年の春節期間中、Ctripのプラットフォームでは、ブラジルの旅行全体の注文が前年同期比で6倍以上に増加し、レンタカーの予約は前年同期比で約4倍に増加。今年から同社は、ブラジルのレンタカー会社Localizaと提携し、中国人観光客へのレンタカーの貸し出しを開始する。

携程研究所の関連担当者によると、長い間、ブラジルは中国人観光客が南米へ旅行する際の最初の目的地で、2023年におけるブラジルへの旅行予約数は2019年より10%以上増加した。アウトバンドの急速な回復と10年有効のマルチビザ政策の実施により、2024年には更に多くの中国人観光客がブラジルを訪れる見込みだ。

(中国経済新聞)