中国のAIチップ市場、国産勢が台頭 ファーウェイがシェア20%で2位に浮上

2026/04/4 14:30

ロイター通信の報道および調査会社IDCの最新レポートによると、2025年の中国におけるクラウド向けAIアクセラレーター市場では、中国メーカーのシェアが約41%に達し、急速に存在感を高めている。依然として首位はNVIDIAだが、中国市場における優位性は徐々に縮小している。

同レポートによれば、2025年の中国市場におけるAIアクセラレータカードの総出荷量は約400万枚(通常1枚につき1基のGPUを搭載)。このうちNVIDIAは約220万基を出荷し、シェアは約55%を占めた。AMDは約16万基で、シェアは4%だった。

中国メーカーの中では、華為技術(ファーウェイ、Huawei Technologies)が約81万2000基を出荷し、シェア20%で国内首位、全体でも2位となった。ファーウェイは、最新の「昇騰950PR」プロセッサを搭載したAIトレーニング・推論用アクセラレーター「Atlas 350」を発表し、市場投入を進めている。

このほか、平頭哥半導体(アリババ傘下、T-Head Semiconductor)は約25万6000基を出荷し、シェア7%を占めた。同社は自社開発のAIチップ「真武810E」を展開しており、2026年2月までの累計出荷は47万基に達している。

また、昆仑芯(バイドゥ系、Kunlunxin)と寒武紀科技(カンブリコン、Cambricon Technologies)はそれぞれ約11万8000基を出荷し、いずれもシェア3%となった。海光信息(ハイゴン、Hygon Information Technology)は約8万3000基でシェア2%。

さらに、沐曦股份(Muxi Technology)が1.7%、天数智芯(Tianshu Zhixin)が1.3%と続き、その他の国産メーカーを合わせた出荷は約14万2000基、シェア3.6%となった。

レポートはまた、2025年以降、中国各地でインテリジェント計算センターの建設が加速している点を指摘。これらのプロジェクトでは国産チップの採用が優先される傾向があり、中国メーカーのシェア拡大をさらに後押ししている。

AI需要の急拡大を背景に、中国市場では海外メーカーと国産メーカーの競争が一段と激化しており、今後の勢力図の変化が注目される。

(中国経済新聞)