人工知能(AI)技術の急速な進化を背景に、ファーウェイ(Huawei)系の年次技術イベント「鯤鵬昇騰開発者大会2026(Kunpeng Ascend Developer Conference 2026、KADC2026)」が、5月22日から23日にかけて北京市中関村国際イノベーションセンターで開催される。
大会では、世界中の開発者に向けて、ファーウェイのコンピューティングプラットフォーム「Kunpeng(鯤鵬)」およびAI計算基盤「Ascend(昇騰)」に関する最新のハードウェア・ソフトウェア技術を紹介し、自主開発力の向上とAIイノベーションの推進を目指す。
今年のテーマは「心に情熱を抱き、ともに輝く(心怀挚爱,共绽光芒)」。世界各国の開発者や業界コミュニティのリーダー、大学研究者、企業の技術専門家らが参加し、AI活用の最新事例やエコシステム構築について議論を交わす。
会期中は、「鯤鵬サミット(Kunpeng Summit)」「昇騰サミット(Ascend Summit)」をはじめ、技術フォーラム、テーマ展示エリア、実践型ワークショップ「Codelabs」など、多彩なプログラムが予定されている。

大会に先立ち、5月7日から21日まで「創享月(Innovation Sharing Month)」と題したオンラインイベントも開催。全12回のライブ配信を通じ、AIの発展動向やコア技術、ハード・ソフト協調最適化のノウハウなどを専門家が解説する。
「Kunpeng」シリーズでは、次世代チップや汎用計算向けスーパー・ノード(Super Node)、AIエージェント向けソリューション「Kunpeng AI Agent Solution」、セキュリティ技術などを重点的に紹介。一方、「Ascend」シリーズでは、超大規模AIモデル向けハードウェアアーキテクチャや統一メモリアドレッシング技術、高性能な学習・推論統合技術などが主なテーマとなる。
また、中国発の大規模AIモデル「DeepSeek V4」に対応した兆単位(トリリオン級)のMoE(Mixture of Experts)モデル運用支援や、AI基盤ソフトウェア「CANN(Compute Architecture for Neural Networks)」の操作性向上、推論サービス構築技術なども紹介される予定だ。
正式会期中には、「Kunpeng 950」および「Ascend 950」シリーズの最新チップアーキテクチャ、「Lingqu Interconnect(霊衢インターコネクト)」技術など、次世代コンピューティング分野の最新成果も公開される見通し。
さらに、約2100平方メートルの体験型展示エリアでは、6つのテーマ別ブースを設置。来場者がAIや先端計算技術を実際に体験できる内容となっている。
このほか、3000人以上の開発者の中から選抜されたトップエンジニアによる「演算子チャレンジ大会」や、オープンソースソフトウェア活用、AIアプリ開発、AIエージェント構築などを体験できる実践型「Codelabs」も開催される。
主催側は、新設される「Agent Skill体験キャンプ」を通じて、開発者がAIエージェント時代の技術トレンドを学び、実践力を高める機会になるとしている。
(中国経済新聞)
