現地時間5月12日、第79回カンヌ国際映画祭がフランス・カンヌで開幕した。中国を代表する女優のコン・リー(Gong Li)が、米女優のジェーン・フォンダ(Jane Fonda)とともに開幕式に登壇し、コン・リーが中国語で「第79回カンヌ国際映画祭の開幕を宣言します」と述べた。中国語による開幕宣言は大きな注目を集め、中国のSNSでも関連話題が急上昇した。
コン・リーはスピーチで、「ジェーンは西洋から、私は東洋から来ました。今夜、私たちが肩を並べてここに立っていることこそ、カンヌ映画祭の魅力です」と語った。
さらに、「私は常に、中国映画を代表してこの場に立てることを誇りに思っています。映画は言語や文化、世代を超え、人類共通の感情を伝えてくれます。映画は私たちを出会わせ、心を通わせる力を持っています」と述べた。

スピーチ終了後、会場の観客は総立ちとなり、1分以上にわたって拍手が続いたという。
中国のネット上では、「中国映画を代表して世界の舞台に立った」「東洋の顔、中国の声が世界に響いた」「文化的自信を感じる瞬間だった」など称賛の声が相次いだ。また、「カンヌ開幕式でスピーチを行った初の華人女優として歴史的意義が大きい」との評価も広がっている。
今回が21回目のカンヌ参加となるコン・リーは、1988年に(紅いコーリャン』(Red Sorghum)で中国映画代表団の一員として初めてカンヌを訪れた。その後、1997年にはカンヌ映画祭史上初の華人審査員を務めるなど、長年にわたり国際映画界で存在感を示してきた。
また、Farewell My Concubine(『さらば、わが愛/覇王別姫』、The Turin Horse(『都霊の影』)が、今年の「カンヌ・クラシック部門」に選出されたことも話題となっている。
『さらば、わが愛/覇王別姫』は、チェン・カイコー(Chen Kaige)監督が手掛け、1993年の第46回カンヌ映画祭でパルム・ドールを受賞した作品。一方、『都霊の影』は、ジャ・ジャンクー(Jia Zhangke)監督による短編映画で、「カンヌ・クラシック部門」で世界初上映される予定だ。
(中国経済新聞)
