メモリ半導体・HBM・計算力・DeepSeek・データセンター関連銘柄、1~3月期純利益が最大87倍超に急増見通し

2026/04/8 20:20

中国株式市場では足元、AI・データセンター関連を軸としたハイテク銘柄の上昇が加速している。とりわけ「ストレージチップ(メモリ)」「HBM(高帯域幅メモリ)」「算力(計算力)」「DeepSeek」「データセンター」といったキーワードを背景に、関連企業の業績期待と株価が同時に押し上げられている。

こうした流れの中、ある企業は企業向けストレージ製品の価格上昇を追い風に、2026年1~3月期の純利益が前年同期比で最大87倍超に達する見通しを示し、市場の注目を集めている。「東数西算」プロジェクトやAI需要の拡大により、データセンター向け需要が急増していることが背景にある。

個別銘柄の動きも活発だ。3月1日に「光通信・光伏・蓄電・チップ・電力設備」分野で注目された華盛昌(002980)は、光通信モジュールおよび光チップ検査会社の買収計画(約4.6億元)を材料に、4月3日と7日に連続ストップ高を記録。株価は約5年半ぶりの高値を更新し、提示以降の上昇率は70%を超えた。

また、3月9日に取り上げられた騰景科技(688195)は、高精度・高速の光テスト分野で中核技術を保有する点が評価され、3月10日に9.04%上昇、4月3日には19%高と急騰し上場来高値を更新。累計上昇率は約60%に達している。

さらに、優利德(688628)も3月15日の紹介後に上昇基調を強めた。光通信テスト企業の買収を通じて「電気測定+光測定」の製品ポートフォリオ強化を進める戦略が評価され、3月16日に8%上昇した後、4月1日から7日にかけて再び上昇し、約5年ぶりの高値圏に浮上。累計上昇率は35%に達した。

テーマ別では、半導体以外の分野にも資金が波及している。有機シリコンやシリコン系エネルギー、リチウムイオン電池、さらには固体電池や蓄電分野では、新型シリコンカーボン材料の量産化が進展。また、新エネルギー車や蓄電に加え、人型ロボットや低空経済といった新興分野でも需要が拡大している。

特にロボット分野では受注の増加が顕著で、精密な動作を担う「巧手(ロボットハンド)」向け部品・コンポーネントの需要が急速に伸びている点が注目される。

市場では、AIインフラ投資の拡大を軸に、半導体からエネルギー、ロボットまで幅広い分野に資金が流入しており、関連企業の業績成長と株価上昇の連動が続く可能性が指摘されている。

(中国経済新聞)