麦可思(MyCOS)がこのほど発表した「2025年中国大学新卒者就業報告」「2025年中国高等職業校新卒者就業報告」によると、2024年は大学の新卒で就職した人の半年後の平均月収が6199元(約12万4330円)であった。
この中で、産業面で発達し先進地域であり高賃金の企業が多い中国東部では平均6861元(約13万7608円)となっており、卒業から5年間の賃金上昇幅も他地域を上回っている。
賃金の高い業種のTOP10は情報セキュリティー(7599元 約15万2410円)、マイクロエレクトロニクスサイエンス工程(7282元 約14万6052円)、エレクトロニクスサイエンス技術(7215元 約14万4708円)、オートメーション(7108元 約14万2562円)、ソフトウェア工程(7092元 約14万2441円)、素材成型・制御工程(7077元 約14万1940円)、オプトエレクトロニクスサイエンス工程(7076元 約14万1940円)、エレクトロニクス情報。
サイエンス技術(7058元 約14万1560円)、機械デザイン製造・オートメーション(7051元 約14万1419円)、機械エレクトロニクス工程(7018元 約14万757円)であり、いずれも平均値である6199元を大きく上回っている。
このうち、ソフトウェア工程と情報セキュリティーは10年連続でTOP10入りし、情報セキュリティーは毎年1位となっている。また、エレクトロニクスサイエンス技術は9回、ネットワーク工程、IOT工程、情報工程は8回ランクインしている。
MyCOSによると、高賃金の業種はコンピューター関連、電子情報関連、オートメーション関連などすべてテクノロジー系である。
この調査は、大卒者については474の学部で計17.1万人、高等職業校卒業者については566の学科で計18.8万人を対象に実施され、2025年3月初めにほぼ完了したものである。
(中国経済新聞)