中国国務院のコロナ対策本部は1月30日、1月21日から27日までの春節(旧正月)連休中の感染状況に関する発表会を行い、この中で移民管理局の政策法規担当長である林勇勝(Lin Yongsheng)氏は、「1月28日に連休中の出入境者数が発表され、去年の春節連休より120.5%増えた」と述べた。
林氏は、連休中の出入境に関する特徴や状況として、まず出境・入境ともに増えたと述べた。中国全土の移民管理機関における出入境者数はのべ287.7万人で、うち入境が去年より123.2%増えてのべ143.4万人、出境が117.8%増ののべ144.3万人であった。次に海路・陸路・空路ともに増えたといい、空港での出入境者数は去年比241.8%増ののべ33.3万人、港では68.6%増ののべ13.9万人、陸路は113.8%増ののべ240.5万人であった。さらに全体の中で香港・マカオの割合が増えており、マカオはのべ49.8万人、香港はのべ10.4万人で、出境者全体の81.2%を占めた。また通関もスムーズであり、空路・海路・陸路別に往来者が最も多かった場所を上げると、空路では上海の浦東空港で1日平均のべ1.5万人、海路では広東省深センの蛇口港でのべ0.6万人、陸路では広東省珠海の拱北でのべ15.4万人であった。
春節連休中の内陸出境者数は去年同時期より93.7%増えてのべ74.1万人、また外国人の入境者数は121%増ののべ7.1万人であった。
(中国経済新聞)