長江デルタ都市群(別名:長江デルタ経済圏、以前は上海経済区と呼ばれていた)は、高度に発展した経済地域である長江デルタに位置する複数の都市で構成されており、上海(直轄市)、南京、杭州、合肥など主要41都市が含まれる世界6大都市群の一つとなっている。
11月7日に上海で発表された「長江デルタ区域一体化発展指数報告書(2022年)」(以下、「報告書」)によると、2021年の長江デルタ一体化発展指数は、前年比6.49%上昇、過去3年間で最大の上昇率を記録した。2012年以降、長江デルタ一体化発展指数は、年平均6.03%で成長しており、2021年には2012年の1.69倍に達する見込みとなっている。
2021年、長江デルタ地域の域内総生産(GRP)は27.6兆元(約560兆円)に達し、中国の国内総生産(GDP)の24.1%を占め、GDP成長率への貢献度は24.2%に上っている。また、長江デルタ地域における一人当たりのGDPは11.74万元(約238万円)で、全国平均の1.45倍となっている。
今回の「報告書」では、区域一体化発展レベルのマクロ的定量分析に加えて、「長江デルタ区域一体化都市指数」も発表している。18の指数ランキングから、上海、杭州、南京、蘇州、合肥、寧波、無錫の7中核都市が、長江デルタで最も一体化レベルの高い地域であることがわかった。
(中国経済新聞)