コロナの影響で、「小人数で広々と」といったレジャーが注目され、ドライブやアウトドア活動への人気が高まっている。ある通販サイトでは、今年のキャンペーンデー「618」の期間中、屋外用ポータブル電源の取引高が去年同期の10倍以上に達している。
芝生の上で集まって食事をしたり、写真を撮ったりしている人でにぎわう北京の郊外。あるレジャー客は、「ポータブル電源さえあれば、料理やお茶入れをしたり、あるいはドローンやスピーカーなどを使ったりできる」と話す。現在、4000元から8000元といった中・高級タイプのポータブル電源がよく売れている。
中国では今、ポータブル電源を手掛ける会社が2万社以上あり、そのうち53.7%が設立5年以内で、2019年から2021年にかけて、新規設立社数が年平均16.3%の割合で伸び続けている。
北京市中関村にある蓄電産業技術連盟の徐際強監事長によると、中国はアウトドア用ポータブル電源の出荷台数が世界の90%以上で、市場規模は800億元前後とのことである。
(中国経済新聞)