中国は31の省・自治区・直轄市すべてが2025年の常住人口を発表し、2024年と比べると広東省、浙江省、新疆ウイグル自治区、海南省、上海市、チベット自治区、寧夏回族自治区の7地域で人口が増えた。このうち広東省は地域別で最大の79万人増となっている。
自然増と社会増(転入者数の増加)に分けられる人口増の中で、広東省は2025年に社会増が約50万人と高水準を維持した。このところ産業の発展や改革により労働者や人口が集まる傾向が続き、経済規模は中国全体の10分の1を占めて37年連続で地域別トップを守るなど、経済構成の中で際立った位置にある。また広東省はサービス業の生産額、貿易総額、一般公共歳入、民間の事業者数、研究開発費、地域イノベーション総合力など、様々な項目で国内トップに立っている。
常住人口が減っている地域もあるが、福建省、江蘇省、河北省、遼寧省、湖北省、重慶市、天津市などは社会増が続いている。
中小都市研究院の牛鳳瑞院長は中国の人口の流れについて、「分布状況を見ると今は農村部から都市部に移動しつつあり、都市化率が高まっている。また長江デルタ地帯や珠江デルタ地帯など経済圈に集中する傾向が続いている」と分析している。
産業の成長が続く中西部でも、人口の流入が多い地域が見られる。また各地域内で見ても、最大都市など中心部に人が集まっている。第一財経のとりまとめでは、データ発表済みの地域最大都市のうち長沙市と済南市は2025年、常住人口が10万人以上増えている。
2025年末の常住人口について、長沙市は1072.14万人で前年末より10.49万人、率にして1.0%増加し、済南市は961.6万人で前年末より10.1万人、率にして1.1%増えた。また5万人以上増えた地域も多く、青島市は1051.55万人で7.3万人増加、成都市は2153.5万人で同じく6.1万人増となっている。
(中国経済新聞)
