半導体業界で長年使われてきた材料の勢力図が、大きく変わろうとしている。

2026/06/16 13:00

韓国の半導体大手 SKハイニックス はこのほど、375層の第10世代3D NANDフラッシュメモリーの生産検証を完了した。年内には韓国・清州工場で量産を開始する予定だが、業界関係者の注目を集めているのは積層数ではなく、記憶セルを制御する「ワードライン(字線)」の金属材料にある。同社は今回、10年以上にわたり採用されてきたタングステン(W)に代わり、モリブデン(Mo)を本格採用した。

すでに サムスン電子 は2024年に量産を開始した286層NAND製品でモリブデンを導入しており、2026年後半には400層超の次世代製品を投入する計画だ。米国の Micron Technology もNANDとDRAMの両分野でモリブデン活用を進めている。

世界のメモリーメーカーが相次いで同じ方向へ舵を切ったことで、「モリブデン時代」の到来を予感する声が高まっている。

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