春茶の香り広がる収穫シーズン 各地の茶園で摘み取り最盛期

2026/04/15 17:30

春の訪れとともに、暖かな日差しと適度な湿り気に恵まれ、中国各地の茶園では春茶の摘み取りが最盛期を迎えている。各地で活気あふれる収穫風景が広がっている。

湖北省十堰市郧陽区青山鎮九里崗村の茶葉生産基地では、摘み手たちが青々とした茶畑の間を行き来し、指先で新芽を丁寧に摘み取っていく。浙江省湖州市徳清県莫干山鎮北湖村の生態茶園でも、好天を見計らって今年の春茶の収穫作業が始まっている。

さらに、浙江省余姚市蘭江街道、台州市仙居県横溪鎮陽峰山の生態茶園、安徽省黄山市歙県璜田郷蜈蚣嶺村などでも、同様に収穫作業が本格化している。茶農家たちは竹かごを背負い、茶の木の間で手際よく新芽を摘み取り、一枚一枚に丁寧に向き合っている。

三峡ダム周辺に位置する湖北省宜昌市秭帰県茅坪鎮長嶺村の生態茶園では、今年最初の春茶の収穫が進み、市場出荷に向けた準備が着々と進められている。重慶市南川区徳隆鎮茶樹村の古茶樹林でも、茶農家が良質な芽を厳選し、高品質な茶づくりに取り組んでいる。

収穫された茶葉は、その後加工工場へと運ばれ、複数の工程を経て、形が整い香り豊かな製品に仕上げられ、国内外の消費者のもとへ届けられる。

春茶が人気を集める理由は、さわやかな味わいと美しい色合いに加え、栄養が豊富である点にある。専門家によると、春に育つ茶葉は気温や水分条件に恵まれているため、栄養価が高く、健康面での効果も期待できる。ただし、体質によっては合わない場合もあるため、自分に合った茶を選ぶことが大切だ。

近年は健康志向の高まりを背景に、若い世代の間でもお茶への関心が高まっている。単に飲むだけでなく、茶葉の品質やいれ方にもこだわり、より良い味わいを求める傾向が広がっている。

(中国経済新聞)