Alibaba Internationalは本日、越境EC事業者を支援するAIソリューション「Alibaba International Marco」(以下「Marco」)を発表した。
Marcoは2024年にAIビジネスチームによって開発され、中小企業の国際取引を後押しすることを目的としている。マーケティング、コンプライアンス、カスタマーサービスなど、60種類以上のタスクを処理可能で、Alibabaのエコシステムに属するEC事業者を幅広くサポートする。40以上の言語に対応し、商品説明の翻訳やコンテンツ生成、画像編集などを、主要競合より低コストで提供する点も特徴だ。
導入拡大と利用急増
Marcoの導入拡大を背景に、Alibaba InternationalのAIサービス需要は急速に拡大している。2025年7月時点で、中国事業者によるAIシステムのAPI呼び出しは1日あたり10億回を突破。2023年の約100万回からわずか2年で1000倍に増えた。現在、Alibaba Internationalが運営するすべてのマーケットプレイスでAIソリューションが活用され、世界中の事業者が同じ機能を利用できるようになっている。
主な機能
クリエイティブ画像生成:1枚の画像から多様なバリエーションを自動生成
AI商品詳細作成:画像から直接商品情報を生成
マーケティングコンテンツ作成:販促用テキストを自動生成
2024年後半には翻訳機能が大幅に強化され、主要欧州言語圏のユーザー満足度が30%向上した。現在、検索最適化済みの商品説明の約4割をMarcoが作成しており、今後は5割を超える見込みだ。
エコシステムの拡大と新AIエージェント
Marcoの技術はAlibaba外の中国ECプラットフォームにも開放され、API呼び出しは23倍に増加した。さらに同社は3つの専用AIエージェントを発表している。
智能返金エージェント:返金処理を最適化し、コストを15%削減
HSコードエージェント:税関分類を自動化し、精度を23%向上
出店募集エージェント:潜在的な売り手を特定・審査し、メール経由のリード転換率を約2倍に
Alibaba International副社長でAIビジネスチーム責任者のKaifu Zhangは「昨年は越境ECにおけるAI活用が大きく進化した年だった。私たちはシナリオに特化したデータと継続的な学習を組み合わせ、より複雑なビジネス課題に対応できる専用エージェントへと進化している」と語っている。
現在、一部のAIソリューションはAlibaba InternationalのオープンAIプラットフォーム「Aidge」でも利用可能となっている。
Alibaba International Digital Commerce Groupについて
Alibaba International Digital Commerce Groupは、AIを活用したテクノロジーでグローバルなデジタル貿易を推進する企業グループ。世界各国・地域で多様なビジネスモデルを展開し、国際的な取引を支えている。
ソース: Alibaba International
(中国経済新聞)