7月21日、中国国務院新聞弁公室は「『十四五』計画の高品質な達成」をテーマにした記者会見を開催し、運輸交通部(交通运输部)の担当者が「十四五」期間(2021~2025年)における運輸交通業界の質の高い発展の成果を発表した。
「十四五」交通計画に含まれる17の主要指標のうち、2024年時点で高速道路の完成里程、都市軌道交通の運営里程、行政村への宅配便サービス到達率など6項目がすでに目標を達成した。高速鉄道の営業里程やハブ空港への軌道交通接続率など残りの11項目も、年内にすべて達成される見込みである。

「十四五」期間中、中国の高速鉄道の営業里程は4.8万キロメートルに達し、世界の高速鉄道総里程の70%以上を占める。高速道路の総里程は19.1万キロメートルに達し、港湾の規模と能力は長年にわたり世界一を維持している。航空サービスは全国の92.6%の地級行政単位をカバーし、宅配便の取扱量は11年連続で世界一を記録。毎秒約6000個の宅配便が国内外の配送ネットワークを通じて流通している。
「十四五」期間中、中国の交通関連技術装備も大きく進化している。深中通道(深セン-中山連絡通路)は複数の世界記録を樹立し、平陸運河などの大型プロジェクトでも技術革新が次々と生まれている。さらに、CR450型動車組(次世代高速鉄道車両)が公開され、国産初の大型クルーズ船が正式に運航を開始、国産大型旅客機C919も日常的な商業運航を行っている。
中国は「十四五」期間中に、グローバルな交通相互接続パターンを加速させている。中欧班列(中国-ヨーロッパ国際貨物列車)は、ヨーロッパの229都市、アジアの100以上の都市に到達。「空中シルクロード」は拡大を続け、海外83カ国との航空接続を実現している。また、「シルクロード海運」の国際航路ネットワークは世界中に広がり、中国の海運接続度は19年連続で世界一を維持している。
(中国経済新聞)