先日は北京で、人気アニメ映画の「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」の4Kリマスターの先行上映会が行われ、ヒロインの草薙素子のCOSERも登場してファンの声援に応えていた。
公安9課が公安6課をサポートする形でプログラマーの国外逃亡事件を解決したが、その後にハッカー「人形使い」の事件に巻き込まれ、さらなる陰謀が待ち構えていたのである。

映画で監督を務めた押井守氏も、中国のファンにメッセージを送った。「20数年前の作品が今でも上映され、映画館に足を運ぶ人がいるのは、監督として最高の栄誉だ。この映画を見た人もそうでない人も、これまでにないアングルから4Kの『攻殻機動隊』を楽しんでほしい」と述べている。
上映の後で、「画期的なサイバーパンクだ」という声も聞かれた。ストーリー全体が極めて哲学的で、人間性をじっくりと見極めているという。また、SF映画がエンタメから哲学に格上げされたものとの声も聞かれた。
「攻殻機動隊」は、5月10日に中国全土の芸術電影放映聯盟で封切りされている。
(中国経済新聞)