北京に隣接する天津では、5月26日に20名のコロナ陽性者が見つかり、その内9名は無症状であった。そのため、天津市政府は緊急の通達を出し、5月27日(金曜日)19時より、天津市の全市民に対して、自宅待機し、指定された場所でのPCR検査に自発的に協力し、検査結果が出るまでは居住地を離れないことを義務付けた。また、どの世帯も取り残されることなく、一人として漏れることのないように各地の政府に求めた。
加えて、指定時間以内にPCR検査を受けなかった住民に対して、「健康コード」が緑から黄色に変更される。尚、黄色になった場合、公共交通機関の利用ができなくなり、スーパーマーケットやオフィースなどの公共施設に入れなくなる。
天津市地下鉄道有限公司は、市内56カ所の地下鉄の駅を閉鎖することを発表した。これにより今週の土曜日と日曜日、天津市はロックダウン状態となる。
天津市の人口は1400万人で東京の人口とほぼ同じ。
(中国経済新聞)