4月15日、アメリカのドナルド・トランプ大統領は、米中貿易協議の進展に関して再び中国側に対話を呼びかける声明を発表した。ホワイトハウスの報道官ライベット氏が読み上げた声明の中で、トランプ氏は「ボールは中国側にある。合意を必要としているのは中国であり、アメリカではない」と強調した。
今回の声明では、トランプ氏がこれまであまり公には語ってこなかった視点も示された。それは、「中国は他の国々と何ら変わらない。ただし、規模が大きいだけだ」という認識である。
また、中国の経済的動機について、トランプ氏は次のように語った。「中国は我々が持っているもの、つまりアメリカの消費者を欲している。言い換えれば、彼らは我々の金を必要としているのだ。」
CNNをはじめとするアメリカ主要メディアによると、ここ数週間、トランプ政権は繰り返し中国側に対話の意思を表明しており、現在のところ接触を中国側の判断に委ねているとみられる。
今後の米中関係が、関税問題をはじめとした貿易摩擦の中でどのように展開していくのか、国際社会の注目が集まっている。
(中国経済新聞)