共同通信社:去年11月に石破茂首相と中国の習近平国家主席がペルーで会談した後、日本から外務大臣や経済界の代表団が相次ぎ訪中し、両国間の往来が活発化している。ただし両国間にはまだ様々な問題がある。、王毅大臣に尋ねるが、現在の日中関係についてどう見るか。戦略的互恵関係の本格的な推進に向けて、両国の協力を促進するためにどういった措置を打ち出すか。日本では、水産物の輸出再開や、中国で日系企業が安心して運営させるようにするなど、懸念や期待を抱えており、中国としては前向きに応えていくか。
王毅:
去年11月,中日両国の指導者は重要な共通認識に達し、四つの政治文書の精神に則って戦略的互恵関係を全面的に推進し、新時代の要求に合致する建設的で安定した中日関係を構築することで一致した。双方の努力によって関係の改善と発展へ前向きな勢いが出ている。両国の各界における交流の強化を歓迎し、互恵協力を深め、国民感情を改善することは双方の長期的な利益に合致する。今言った懸念事項は、責任ある態度で法に基づき適切に処理する。
ここで特に強調したいことは、今年は抗日戦争の勝利から80年で、歴史を銘記するのは未来をよりよく切り開くためであり、歴史を忘れれば進む方向を見失うということだ。当時、日本の軍国主義が中国やアジア各国の人達に暴行を働き、日本国民にも重大な災難をもたらした。軍国主義の亡霊復活を防ぐことは、片時も緩めてはならない日本の義務であり、中国とアジアの人民による挑戦してはならない確固たる意志でもある。良識や誠意が試される中、日本は平和憲法の精神を守り、平和発展の道を歩み続けるべきだ。
一つの中国という原則は中日関係の政治的基礎である。台湾が祖国に復帰してもう80年だが、日本には未だに反省せず、「台湾独立」勢力と結託している者がいる。この人達に告げたいのは、「台湾の有事は日本の有事」とまくしたてるより、台湾を利用してトラブルを起こすと日本が厄介になることを銘記することだ。
中日両国は長い付き合いで、中国が平和を深く愛し信用と友好を追求する国であることは、日本が一番知っているはずだ。長い歴史の中で、中国が日本にもたらしてきたのはチャンスであり脅威ではない。これまでにない転機を迎える中、隣人としてあるべき姿は何か、大勢の赴くところは何か、日本の有識者は深く考え、正しい道を歩むべきだ。
(中国経済新聞)