中国経済の回復は依然として脆弱で不均衡な状況が続いており、内外の不確実性にさらされている中、専門家らは大規模な追加的財政刺激策の導入を強く提言している。
中国の民間シンクタンク「中国金融四十人論壇(CF40)」の執行院長・郭凱氏、北京大学国家発展研究院の黄益平院長、そしてシンガポール国立大学リー・クアンユー公共政策大学院教授で東アジア研究所(EAI)所長を務めるアルフレッド・シップケ(Alfred Schipke)教授は、共同で発表した報告書『中国経済の進路:マクロ経済動向と構造改革の分析』において、「中国政府は規模1兆〜1.5兆元(約21兆〜32兆円相当)の追加的な財政刺激策を実施すべきである」と提言した。