大阪・関西万博で「中国館デー」開催

2025/07/12 07:50

2025年7月11日、大阪・関西万博の会場にて「中国国家館デー」が盛大に開催された。イベントには中国貿易促進会の任鴻斌(じん・こうひん)会長をはじめ、日中両国の政界、経済界、友好団体、メディア関係者、さらに各国のパビリオン代表ら約400名以上が参加し、中国と世界の交流の場としてにぎわいを見せた。

当日、中国館では「華やかな中国・共に描く未来」をテーマに、陝西省の芸術団による文化芸術公演が行われた。民族舞踊や伝統楽器の演奏、京劇、武術、雑技、さらにはストリートダンスまで、多様な演目が披露され、長い歴史と豊かな文化を誇る中国の魅力が色鮮やかに表現された。来場したゲストたちは、若いエネルギーにあふれる中国式現代化と、質の高い発展の姿に触れる機会となった。

また参加者たちはあわせて中国館を見学。中国政府の出展機関である中国貿易促進会が運営するこのパビリオンは、「人と自然の生命共同体を共に構築——グリーン発展の未来社会」をテーマに掲げ、中国伝統の生態思想と現代のグリーン発展理念を融合させた展示内容が特徴だ。

大阪・関西万博は「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに、2025年4月13日から10月13日まで開催されている。4月の開館以来、中国館には77万人を超える国内外の来場者が訪れており、これまでに75の国・地域から200名以上の政界関係者や著名人も訪問するなど、国際的な注目を集めている。

さらに中国館では、各省・自治区・直轄市による「イベントウィーク」や「テーマデー」、企業による「企業デー」など、これまで20回以上の多彩な催しが実施されており、訪れる人々に多角的な中国の姿を伝えている。

中国館デーを通じて、日中間の相互理解と文化交流は一層深まりを見せており、2025年万博が両国にとって新たな関係構築の節目となることが期待されている。

(中国経済新聞)