香港証券取引所の10月3日夜のデータによると、JPモルガンチェースが9月27日、BYDの香港株を約652万株買い入れた。購入額は1株当たり平均274.5244香港ドル(約5174円)で総額約17.91億香港ドル(約337億円)であり、これによりBYDに対する株保有率はそれまでの4.85%から5.45%に増えた。
JPモルガンはまた、香港証取へも大幅な増資をした。香港証取の発表文書によると、9月27日に1株平均296.48香港ドル(約5586香港ドル)、総額約18.13億香港ドル(約342億円)で約611.64万株を購入し、これにより持株数はおよそ8142万株となり、保有割合は5.93%から6.42%に上昇した。
JPモルガンは同じく9月27日、1株平均26.25香港ドル(約495円)、総額約2.67億香港ドル(約50億円)で中国太保の香港株約1014万株を購入した。これにより持株割合は6.98%から7.35%に増えた。
さらに9月27日、青島ビールへも株買いを実施した。香港証取の最新権益データによると、JPモルガンは1株平均55.42香港ドル(約1044円)、総額約2.42億香港ドル(約45.6億円)で約437.5万株を購入し、持株割合が7.60%から8.27%に増えた。
さらに10月2日の香港証取データによると、JPモルガンは9月26日に1株平均44.43香港ドル(約837円)、総額およそ17.71億香港ドル(約334億円)で中国平安の香港株3986万株を購入した。これにより持株数はおよそ6.17億株となり、率にして7.74%から8.28%に増えた。
同じく10月2日の香港証取データによると、JPモルガンは9月25日に1株平均36.045香港ドル(約679円)、総額約8.95億香港ドル(約169億円)で招商銀行の香港株2484万株を購入し、持株数が合計およそ3億、率にして6.52%となった。
ある市場関係者は、「以前に中国から日本や東南アジアにシフトしていた投資先を今、改めて中国へ戻そうという動きが見られる」と述べた。フランスのパリ国立銀行によると、日本ではここ3週間で200億ドル(約2.9兆円)以上の株式が売り越されており、韓国、インドネシア、マレーシア、タイでも先週は売り越しとなっているという。
(中国経済新聞)