中国の自動車輸出、「黄金期」に突入

2023/06/12 17:15

中国は今年第一四半期の自動車の輸出台数が107万台で、初めて日本を抜き世界最大の輸出国となった。さらに勢いは衰えず、税関総署の最近のデータでは、今年1月から5月の自動車輸出額は前年同期比124.1%増の2667.8億元(約5.2兆円)となっている。

この中で成長の柱となっているのが新エネ車であり、中国乗用車市場情報連席会(乗連会)の最新データでは、5月の新エネ車輸出台数は前年比135.7%増の9.2万台で、輸出全体の30%を占めた。太陽光電池、リチウム電池と並び輸出の「新三様」に数えられ、海外での販売が増加している新エネ車は、中国の輸出品の代表格となったほか、メーカー側での取り組みの軸になっている。

この「新三様」は今年に入って好調ぶりを示しており、税関総署によると第一四半期の合計輸出額は66.9%の増加、前年同期より1000億元(約2.0兆円)以上の伸びを示し、輸出全体を2ポイント引き上げた。

新エネ車の輸出急増はにわかに起こったものではなく、自動車市場全体における普及率は2011年の0.04%から2022年の25.64%へと徐々に拡大していった。2022年の販売量を見ると、中国は世界全体の68.25%を占め、すでに最大の新エネ車市場となっている。

シンクタンク「中国数実融合50人フォーラム」の専門家である洪勇氏は、「新エネ車の成長は政府の重視や支持と表裏一体である。政策による刺激や補助金による購入の後押しで、メーカーの強大化が進んでいる。メーカー側もこのような支援で急成長を遂げ、製品コスパや競争力を常に高めている」と述べている。

(中国経済新聞)