中国自動車工業協会(中汽協)は5月11日、2026年4月の自動車生産・販売統計を発表した。国内需要の伸び悩みを背景に、生産・販売台数は前年同月比で小幅減となった一方、輸出は大幅に増加し、とりわけ新エネルギー車の輸出拡大が全体を下支えした。
中汽協によると、4月の自動車生産台数は257万5000台、販売台数は252万6000台で、それぞれ前年同月比1.7%減、2.5%減となった。
一方、自動車輸出台数は90万1000台に達し、前年同月比74.4%増と大幅に伸びた。このうち、新エネルギー車の輸出台数は43万台で、前年同月比2.1倍となった。
中汽協の陳士華・副秘書長は、「4月の自動車生産・販売は前年同期比で小幅減となったが、累計ベースでは減少幅がさらに縮小している」と説明。そのうえで、「国内需要には依然として改善の余地がある一方、輸出は引き続き高い伸びを維持しており、市場全体を安定的に支えている」との認識を示した。
分野別では、乗用車市場が減速した一方、商用車市場は成長を維持した。新エネルギー車市場も安定的に推移しているという。
新エネルギー車分野では、4月の生産台数が132万台、販売台数が134万4000台となり、それぞれ前年同月比5.5%増、9.7%増となった。
また、新車販売全体に占める新エネルギー車の割合は53.2%に達し、中国市場で電動化がさらに進んでいることを示した。
陳氏は、「今年に入り、中国経済は力強いスタートを切り、主要指標も市場予想を上回っている」と指摘。「中国自動車産業は着実に転換・高度化を進めており、対外貿易でも高い強靱性を示している。国際競争力も継続的に向上している」と述べた。
さらに、先日閉幕した北京モーターショー に触れ、「電動化、知能化、異業種融合といった最先端技術が集中的に展示され、中国が世界の自動車産業における中核市場であり、イノベーション発信地となっていることを示した」と強調した。
(中国経済新聞)
