春の訪れを告げる西湖龍井茶の収穫が本格化

2026/03/23 11:55

中国・浙江省に春の訪れを告げる風物詩である西湖龍井茶の新茶シーズンが、いよいよ始まりました。杭州市の名産として知られる西湖龍井茶の中でも、品質の高い「龍井43」品種がこのほど正式に収穫開始となりました。

とりわけ、西湖龍井茶の一級保護区に指定されている西湖周辺の産地では、すでに茶摘みが本格化しています。代表的な産地である梅家塢村、龍井村、翁家山村などでは、茶農家が春の陽気の中、茶畑に入り、一枚一枚丁寧に新芽を摘み取っています。

今回収穫が始まった「龍井43」は、発芽が早く、香りや味わいに優れる品種として知られています。特に、この時期に摘まれる「明前茶」は、清明節(4月初旬)前に収穫される希少な高級茶で、やわらかな口当たりと上品な香りが特徴です。

なお、在来品種である「群体種」は3月下旬から収穫が始まる予定で、今後さらに多様な味わいの龍井茶が市場に出回る見込みです。

春の息吹とともに始まった西湖龍井茶の収穫。今年も、自然の恵みと茶農家の技が織りなす一杯が、多くの人々を魅了しそうです。

(中国経済新聞)