台湾のスター・徐若瑄、甲状腺がん克服後に復帰:現在の心境を語る

2025/06/7 08:08

5月5日、台湾の人気アーティスト、徐若瑄(ビビアン・スー)がイベントに出席し、甲状腺がんを克服した後の近況を語った。現在50歳の徐若瑄は、「体調はとても良好で、半年ごとに定期検診を受けている」と前向きな姿勢を見せた。

徐若瑄は1990年代に日本で芸能活動を展開し、幅広い人気を獲得。その後、台湾に戻り活躍を続けた。結婚後、息子を出産したが、2023年に夫と離婚。その直後、甲状腺がんが発覚した。2024年初頭に診断を受け、喉の手術を即座に受けた彼女は、2~3カ月の休息を経て順調に回復。昨年5月には新アルバムのコンサートやマカオでの公演を成功させ、通常の仕事に復帰していた。

イベントでのインタビューで、徐若瑄は医師から「通常の生活が可能で、西洋薬の服用も不要」と告げられたことを明かした。また、がんの発症には家族の遺伝的要因が関与していると述べつつ、「家族全員が定期検診を習慣にしているおかげで、早期発見と治療ができた」と語った。

徐若瑄は日本でのアイドル時代から、歌手、俳優、司会者として多彩な才能を発揮してきた。台湾に戻ってからも、彼女の親しみやすいキャラクターとプロフェッショナリズムは多くのファンを魅了。離婚やがんといった人生の試練を乗り越え、ステージに立つ彼女の姿は、多くの人々に勇気を与えている。

2024年の復帰以降、徐若瑄は音楽活動を中心に精力的に活動。新アルバムのリリースやコンサートの成功は、彼女の不屈の精神とファンへの感謝の表れだ。今回のイベント出演も、彼女が完全復帰を果たしたことを強く印象づけた。

徐若瑄は今後も定期検診を続けながら、芸能活動を継続する意向を示している。彼女のポジティブな姿勢と健康管理の重要性を訴えるメッセージは、特に同世代の女性や健康に不安を抱える人々にとって大きな励みとなるだろう。ファンからは、彼女のさらなる活躍を期待する声が寄せられている。

(中国経済新聞)