10月26日、スマートフォンメーカー・シャオミ(01810.HK)の創業者で、会長兼CEOの雷軍氏は、新しいOSであるXiaomi HyperOSを公式発表したほか、事業を「スマホ×AIoT」から「人・車・家の全エコロジー」に格上げすると宣言した。
HyperOSについてシャオミは、10月17日に正式版がパッケージされたと発表しており、雷会長はこれについて、「画期的なことであり、『人・車・家の全エコロジー』へと進むカギとなるもの」と表現した。このOSを初めて搭載した新品の14シリーズがすでに工場で生産を始めており、今後は次第にMIUIから置き換えていくと述べていた。
MIUIは公開情報によると、2010年8月にシャオミ初の製品として売り出され、決算データでは2023年6月30日現在の全世界のアクティブユーザー数は前年同期より10.8%増えて6.06億人、うち中国本土では同6.5%増の1.49億となっている。
雷会長はシャオミのエコロジーシステムについて、「HyperOSは十分に進化したAndroidや自社開発のVelaシステムとの融合をベースにレイヤー構造を上書きしたもので、100億の機器や100億の接続に向けてオールコネクテッドの土台が築かれた」と述べた。工程が極めて大掛かりだった故、エンジニアによりHyperOSと名付けられたという。
(中国経済新聞)