中国のスマホメーカー・HONOR(栄耀)は5月28日夜の新製品発表会で、2億画素カメラとバッテリー容量7200mAhというハイスペック機種の「HONOR400」と「HONOR400 Pro」を披露した。
HONORの李健CEOは中国の発表会で初めて姿を見せ、「真実は力なり」とのテーマでHONORのブランドの核心を説明した上で、世界の優れた人材や若者たちを募集するという「世界百万雄鷹計画」を発表した。「AIの時代でユーザーの真の需要を掘り起こし、真の問題点を解決し、本当の気持ちや本物の素材で真の価値を創造しようではないか」と語っている。

李CEOはこの計画について、世界から技術のリーダーを10人、営業のエリートを100人、優秀な新卒者を1000人、HONORのユーザー体験者を10000人集め、それぞれ「擎鷹」「戦鷹」「雛鷹」「耀鷹」と名付けると説明した。
「HONOR400」、「HONOR400 Pro」ともにクアルコム製のチップを搭載しており、前者には世界で初めて「スナップドラゴン7Gen4」が、後者は「3代目スナップドラゴン8完全版」が備わっている。また400シリーズは中国では初めて、画像からの映像制作やしわの除去、メガネの反射除去、ガラスの反射除去、画像のキャプチャ移動といったAI機能を備えている。

値段は、標準タイプの「400」で12GB+256GBが2499元(約50500円)、12GB+512GBが2799元(約56545円)、16GB+512GBが2999元(約60585円)であり、メモリー容量別に4つのスペックがある「400 Pro」は3399元~4499元(約68665円~90880円)となっている。すでに予約を受け付けており、6月6日午前10時に正式発売される。
発表会の後の取材ではHONORの幹部陣がそろって姿を見せ、改めてスマホ業界で「ブレイク」を果たしている。

(中国経済新聞)