中国国鉄、高速鉄道で「自転車持ち込み乗車」サービスを試験導入

2026/05/19 11:00

中国国家鉄路集団(中国国鉄)は19日から、京張高速鉄道の北京北駅―崇礼駅間を運行する高速列車で、自転車を車内に持ち込める「自転車持ち込み乗車」サービスを試験導入する。利用者は鉄道予約アプリ「12306」で事前予約と料金支払いを行うことで、規定に従って梱包した自転車を列車内に持ち込めるようになる。サイクリング愛好家の広域移動の利便性向上が期待されている。

中国国鉄旅客輸送センターの担当者によると、近年高まる多様化・高品質化した旅行需要に対応するため、これまで実施してきたスキー用品輸送サービスの運営経験を参考にしながら、安全性や車内秩序、自転車輸送の特性などを総合的に考慮して導入を決めたという。

今回の試験導入に合わせ、北京北駅―崇礼駅間を走る高速列車の一部普通車両では座席配置を改修し、専用の「自転車置き場」を設置した。また、沿線各駅には自転車利用客向けの専用保安検査レーンも新設する。

利用者は「12306」アプリ内の「自転車サービス」コーナーで対象列車を確認し、指定列車の乗車券購入後に「自転車持ち込み乗車」サービスを追加予約できる。予約は列車出発前まで可能で、出発1時間前までであれば無料でキャンセルし、全額返金を受けられる。

乗車時には、自転車の前輪を事前に取り外し、専用バッグで梱包する必要がある。駅で作業することも可能で、中国国鉄は専用工具や繰り返し使用可能な自転車用バッグを無償提供する。利用者はその後、専用通路を通って保安検査と改札を受け、車内の指定スペースに固定して収納する。運行中は乗務員が巡回し、安全確認を行う。

列車到着後、利用者は貸与された自転車用バッグを駅係員に返却する仕組みだ。試験導入段階での利用料金は1台88元(約1900円)。電子領収書は乗車後180日以内に「12306」アプリから発行できる。

(中国経済新聞)