四川省、観光地に3日間で延べ1053万人が来場

2023/01/25 16:22

3年ぶりに行動制限のない春節を迎えた中国では、観光地に人が溢れ入場制限を行う所も出ている。

四川省では、省内にある743ヶ所のA級観光地(中国文化観光省が認定した観光地)に旧暦の大晦日にあたる1月21日から23日の3日間で、延べ1053万7000人が訪れた。そのうち15ヶ所の5A級観光地(認定された観光地の中で最高ランク)には88万4700人が訪れ、中でも2200年前に建設された水利施設「都江堰」(dujiangyan)、三国時代の「剣門関」(Jianmenguan)、アバ・チベット族チャン族自治州にある自然保護区「九寨溝」(jiuzhaigou)には、それぞれ1日で3万9000人、3万7800人、8086人が訪れた。

中国四大仏教名山のひとつ「峨眉山」(Emeishan)、世界最大級の石仏「楽山大仏」( Leshan Giant Buddha)には24時間で10万人を超える人が来場。ロープウェイで標高2612mまで登ることができる「瓦屋山」(wawushan)には上限人数を上回る観光客が押し寄せ、入場制限が行われた。

四川省政府によると、3日間の入場料収入は、前年比67.6%増の合計8997万9500元(約17億2799万円)だった。

四川省では他にも、四川省図書館、文化博物館、美術館に3日間で延べ150万4700人が訪れており、中でも世界三大恐竜博物館に数えられる自貢恐竜博物館(Zigong Dinosaur Museum)、古蜀時代(紀元前48~同28世紀)の遺跡を見ることができる金沙遺跡博物館(Jinsha Site Museum )、三星堆博物館(Sanxingdui Museum)には、それぞれ2万9000人、2万3700人、1万9400人が来場した。

(中国経済新聞)