日本では、10年に一度の寒波により各地で大雪が降り、各交通機関にも影響がでる中、中国最北端の地では史上最低気温を更新した。
春節(旧正月)にあたる1月22日午前7時、中国最北端の地である黒竜江省漠河(Mohe)市で、観測史上初めてマイナス53℃を記録した。強烈な寒波により、漠河市は3日連続でマイナス50℃を下回り、気象台は住民に対して防寒対策の徹底を呼びかけている。
これまで同市の最低気温は1969年のマイナス52.3℃だったが、今回54年ぶりに記録を更新した。
同市政府は、中国の各家庭に設置されている「暖気(セントラルヒーティング)」が止まることのないよう熱出力を上げ、水道管が凍結した場合は、水道局の修理チームが迅速に対応するとしている。また、修理車両、給油車両、発電車両が24時間待機しており、連絡が入り次第いつでも出動できる体制を整えている。
(中国経済新聞)