広東省は、2022年1年間のGDPがおよそ2%増の12.8兆元(約249.3兆円)とみられ、34年連続で中国の地域別トップを維持する見込みである。2023年は成長率5%以上を目標としている。
広東省広州で1月12日午前、第14回人民代表大会第1回会議が開幕し、王偉中(Wang Wizhong)省長が活動報告を行った。
王省長は、「広東省は、世帯数はこの5年間で608万戸増えて1600万戸に達し、グローバル上位500社に数えられる企業は計17社で、この5年間で6社増えた。工業全体に占める生産額の割合は、先進製造業では55%、ハイテク製造業は29.5%に達し、金融業は1.15兆元(約22.4兆円)となり、サービス業全体における現代サービス業の割合は65.9%となった。経済構造も改善しており、成長の質や効果も伸び続けている」と説明した。
また広東省は、2023年の経済や社会に関する主な成長目標について、GDPは5%以上、固定資産投資は8%、一般消費財の小売総額は6%、貿易総額は3%、工業生産額は5.5%以上、一般公共収入は5%と設定したほか、1人あたり可処分所得の伸び率は経済成長率と同等に、消費者物価指数は3%前後としている。また都市部での新規雇用者数は110万人以上で失業率を5.5%以下とし、食糧生産量は1268万トン以上としている。
(中国経済新聞)