6月17日、中国で3隻目の航空母艦となる「中国人民解放軍海軍福建艦」の進水式が行われた。
国産としては2隻目であり、また初のカタパルト式国産空母となる「福建艦」は、デッキがまっすぐ平らであり、電磁式発射装置と迎撃装置を設け、満載時の排水量は8万トン余り、ナンバーは「18」である。24年以降に就役する見通しで、米海軍の空母打撃群と同様に「任務、訓練、整備」のローテーション態勢が整うことになる。フランスの原子力空母「シャルル・ドゴール」より大きい。海軍の主力戦闘機「殲15」が40機以上搭載可能とみられる。
「福建艦」は今後、一連の航行テストを行う予定で、「東海艦隊に配備されるのではないか」との情報もある。
この進水式を受け、午後にA株(中国株)で空母関連の銘柄が上昇した。空母指数Windによると「空母」には、製造関連(造船、エンジン、機械設備)、デジタル技術(レーダー)、素材(光学、鉄鋼、構造設計)、通信(誘導、衛星、無線)、航空宇宙(ヘリコプター、航空機の主要部品)、事故防止システムなど、上場会社29社が存在する。
日本内閣官房長官松野氏は午後の記者会見で「中国は3隻目の空母の建造を含め、海上戦力の近代化を急速に推進している。こうした軍事力の広範かつ急速な強化に加え、海空域での軍事活動などの急速な拡大、活発化や国防政策の不透明性などを踏まえれば、中国の軍事動向はわが国を含む地域と国際社会の強い懸念となっており、今後とも重大な関心を持って関連動向を注視する」と述べました。
(中国経済新聞)