中国外交部(外務省)の林剣報道官は2月9日、定例記者会見で、8日に投開票された日本の第51回衆議院選挙の結果についてコメントした。自民党が単独で316議席を獲得する圧勝を収め、高市早苗首相が続投する見通しとなったことに対し、中方は強い懸念を表明した。
共同通信社の記者から「自民党が圧倒的勝利を収め、高市早苗首相が続投する見込みとなった。中方は高市首相にどのような外交政策を期待するか」との質問が出たのに対し、林報道官は次のように回答した。

林報道官はまず、「選挙は日本の内政である」と前置きしたうえで、今回の選挙結果は日本社会に存在する深層的かつ構造的な問題や、思想的動向を反映しており、日本の有識者および国際社会が深く考察すべきだと指摘した。「歴史は遠い過去ではなく、看過すべきではない」と述べ、日本の執政当局に対し、国際社会の懸念を正面から受け止め、軍国主義の道を再び歩むのではなく、平和発展の道を堅持するよう求めた。
また、林報道官は、日本側が中日間の四つの政治文書を順守し、約束を反故にすることのないよう強調し、「日本の極右勢力が情勢を誤認し、独断的な行動に出れば、日本国民の反対と国際社会からの厳しい反発に直面する」と警告した。そのうえで、中国の対日政策は一貫しており、日本の一度の選挙結果によって変わることはないと述べた。
さらに林報道官は、高市氏による台湾問題に関する誤った発言を撤回するよう日本側に改めて求め、「具体的な行動で中日関係の政治的基盤を守る誠意を示すべきだ」と指摘した。
最後に、「中国人民は国家の核心的利益を守る決意は揺るぎなく、第二次世界大戦の勝利成果および戦後国際秩序を守る決意は揺るぎなく、あらゆる反中勢力の挑発的行為に反撃し、これを挫折させる決意も揺るぎない」と述べ、日本政府に厳しく警告を発した。
(中国経済新聞)
