1月の中国ブランド乗用車販売、前月比32%減

2026/02/26 13:45

中国自動車工業協会(中汽協)がまとめた統計によると、2026年1月、中国ブランドの乗用車販売台数は132万9000台となり、前月比32.1%減、前年同月比8.9%減という結果になった。

数字だけ見ると、かなり厳しい印象を受けるかもしれない。ただ、この数字を読み解く際には、いくつかの文脈を押さえておく必要がある。

販売台数の減少に加えて、市場シェアの変化も見逃せない。中国ブランド車が乗用車全体に占める割合は66.9%で、前年同期比1.5ポイントの低下となった。

66.9%という数字自体は依然として高水準だ。数年前、中国ブランドが市場の半分を超えたとき、業界では「歴史的な転換点」と騒がれた。それが今や3分の2を占めるまでになっている。しかしその上昇トレンドが、ここへきて微妙に頭打ちの兆しを見せ始めている。

何が起きているのか?背景にあるのは、市場の成熟と競争の質的変化だ。

中国ブランド、とりわけ新エネルギー車(NEV)メーカーの台頭は目覚ましく、比亜迪(BYD)を筆頭に、華為(ファーウェイ)と組んだ問界(AITO)、小米(シャオミ)など、テクノロジー企業が自動車産業に参入する流れが加速している。その一方で、パイの奪い合いが中国ブランド同士の間でも激しくなっており、価格競争は慢性化している。

また、一時後退したかに見えた外資・合弁ブランドが、NEVラインナップを強化して反攻に転じている側面もある。フォルクスワーゲンや豊田(トヨタ)なども電動化を急いでおり、かつて「燃油車では外資に勝てない」とされていた構図が、EVの土俵でも単純ではなくなりつつある。

(中国経済新聞)