中国、ドアツードア経済が急速に拡大

2026/01/25 09:30

中国では「上門経済」(ドアツードア経済)が急速に拡大し続けている。アプリ一つでサービスが自宅やオフィス、ホテルに届くこのモデルは、外売から出張按摩、出張修理、出張美容、出張看護まで多岐にわたる。ネット上の報告や業界データによると、2025年の市場規模はすでに6000億元(約13・6兆円)を超え、年平均成長率は30~40%に達する。2026年に入り、さらなるデジタル化の進展により、市場規模は1兆元(約22・7兆円)規模に近づくと予測されている。特に、出張マッサージサービスは2025年に数百億元規模を達成し、年平均40%以上の成長を続けている。

 なぜここまで人気なのか。

 まず、「上門経済」の定義を明確にする。これはオンライン注文でオフラインサービスを提供する経済形態を指す。起源は2010年代初頭、モバイルインターネットの普及とともに始まる。当初は外売やタクシー配車が主だったが、コロナパンデミックで非接触ニーズが高まり、出張サービス全般に波及。2020年頃から爆発的に成長し、「懶人経済」(怠け者経済)や「宅経済」(在宅経済)と呼ばれ、若者を中心に支持を集める。2026年の現在、5GやAIの普及により、注文の即時性とパーソナライズ化がさらに進化している。

 市場規模の推移を見ると、市場調査会社の「艾媒咨詢」の報告書では、2021年の出張サービス投融資額が207億元(約4695億円)を超え、2025年までに即時小売(クイックコマース)市場が700億元(約15・8兆円)規模になると予測されていたが、2026年現在、この予測を上回る勢いだ。

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